[新年のご挨拶]
皆さま、新年明けまして、おめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

東京集会では昨年に引き続き、五井先生の「聖書講義」の朗読解説を
おこなってまいります。1月21日は「聖書講義15回」となりますが、
今までのペースですと、終了するのが45回目くらいになると思われます。
残りが30回、約2年と半年あるわけで、終了する頃には私は70歳になって
いるはずです。

東京集会に毎回ご出席の方はお気づきでしょうけれど、講義の内容は以前
よりもバラエティに富んでいます。眠気をもよおすような講義ではなく、
目が覚める、覚醒する講義を目指しています。だるくなるような祈り方で
はなく、活気が出る、生命力が強くなる、それを実感できるように工夫
しております。

考えてみて下さい。世界のあらゆる戦争を消滅させるためには、そのカルマ
に負けないだけの強力で絶大な光明力が必要です。ですから、世界平和を
祈っていて、弱くなるはずがないのです。世界平和を祈る人間は、必ず精神力、
意志力が強くなるのが当然です。

カルマに覆われた国が、我が国、日本に対してミサイルを打ち込もうとしても、
一億人の日本人が世界平和の祈りを祈っていれば、ミサイルを打てません。
莫大な軍事費をかけて武器を製造しようとも、世界平和の祈りを祈る日本国
に対しては、無力となります。核兵器も使い物にならず、無駄になります。

日本の憲法を時代に合わせて適切に修正してゆくことは賛成ですが、憲法
があるからといって、日本は守られるわけではありません。それは無抵抗の
人間に対して、暴力が振るわれる悲惨な現実を見ればわかります。カルマの
力に圧(お)されない強い光明力をたくわえ、身につけなくてはなりません。

強くなるには、どうしたらよいのか。それには、すべてのカルマを消滅させる
絶大な光明力を持つ、世界平和の祈りのほかに方法はありません。世界を平和
にする方法は、他にもたくさんあります。その中でも誰でもできる、もっとも
容易に行なえる平和運動は、世界平和の祈りであると申しているのです。

本年も日本人の心を一つに世界平和を祈ってまいりましょう。
皆さまのご多幸を祈ります。

森島 恒吉